Hystoric Glamour ミツキの私情価値 vol.14

ヒステリックグラマーがもっと好きになる

Hystoric Glamour ミツキの私情価値 〜HYSのトリセツ〜

ヒステリックグラマーの
SUPER HYS ワッペンシャツ&ショーツ 

ミツキのどこがイイの?買い説

ついつい着回してしまう
じつは一番便利なのだ♪

 “セットアップ”という言葉がもはや定着しましたよね。30字で定義するならば、「スーツのような見た目で、堅苦しくないビヨンビヨ~ンな楽チン素材で作られたモノ」といった感じでしょうか。が、近年はビジネスシーンでの楽チン志向がカジュアルシーンにも波及♪ たとえば“前回vol.13で紹介した『転写デニム』も上下セットアップの一例ですが、従来のデニム素材は硬くて重く、夏場は汗ばんでベトベト~……が難点でした。しかし、転写技術を駆使してデニムの見た目はそのままに、新素材で涼しく&軽く。視覚的な魅力を保ちながら、重い→軽い、厚い→薄い、硬い→柔らかい、といった具合に、既存ファブリックのストレスを解消しMORE!着やすく。セットアップ”は「上下同じ素材で作られたモノ」とその定義が広がり、オン・オフ問わず、われわれのファッションライフに欠かせない存在となりましたね。また、着心地のみならず、セットアップ最高~♪の理由は、“朝起きて迷わない”ことにアリ! いちいちコーデを考えることなく、上下着てしまえばインスタントにカッコ良くなる。その手軽さと着心地の良さが相まって、ついつい着倒してしまう中毒性すら感じさせます。しかも、上と下、単体使いで着回しにも便利~♪ と、イイトコづくめのセットアップですが、そろそろあの暑さがまた到来。軽装になり、着こなしが単調になるこれからの時期、半袖&短パンこそ“セットアップ”が生きてくる!いうのが、今回の私情価値。この夏、涼感と好感を両得する、HYSでしか買えない!が詰まった名ベーシックについて、買い説していきたいと思います~♪

気持ちいいパイル素材も
“古き良き”って他にない

 半袖&短パンのセットアップ、他店頭でもちょくちょく見かけるようにはなりました。が、いわゆるシャカシャカ~な化繊、機能重視のアイテムが多く、アウトドアライクなモノが主流です。そんな中、この夏、他とは一線を画すモノをみっ~け♪というのが、この旧式の編み機によって生み出された“パイル編み”のセットアップなのだ。パイル言うとタオルを連想しがちですが、あれは織り物。パイル編みはループ状に編み込んでいるから、もっと柔らか~くってふんわりとした質感。形容するなら、ふかふかなタオルを身に纏っている、といえば、どれだけ気持ちいいかが想像できますよね。汗をかいても吸水性がいいし、超ド級の柔らかさ! この雲上の着心地を体感すれば、もう他のアイテムには戻れなくなるでしょうね、ってくらいヤミツキになってしまいます。でもって、40番という細番手の糸を使って編まれているから上質なモコモコ感。素材感がいわゆるパイルの“ラフさ”が軽減され部屋着然としないのがイイ! しかも、ポロシャツ型と相まって、下で解説するコーデのようにキレイめパンツに合わせれば、スマートなカジュアルに。鹿の子ポロを着用しているかのように、ONタイムにも生かせそうな上品な印象も◎なんだよな~。ナチュラルなブラウンの色を拾って、茶系やネイビージャケットのインナーとしてINするのもいいかもしれませんね。で、そんなカラーも米国の生物学者であるサリー・フォックス氏が開発した、古代の綿の色を現代に蘇らせたというコットンを使用! FoxFibreと呼ばれ、オーガニックコットンの最高峰。染色剤や薬品を一切使用していない、このパイルのボディカラーは綿本来の色なのだ。いわば、サリーちゃんのパパ(古っ!)ならぬ“サリーさんの綿”は色を持って生まれたカラードコットン。そんな特別な素材を特別なマシンで編み立てた上質パイルなんて他にあります? 気持ちよさ、使い勝手のよさの裏にストーリーがある。カジュアルでラフなアイテムだって作りは真剣! そのギャップこそHYSの魅力なんだよね。この自然色のコットン、取材してみると、退色せずに色が鮮やかになる⁉というから、オンタイムはポロを単体使い、週末はセットアップで思う存分リラックス~♪ とにかく着回してデニムの退色の味とは真逆の経年変化も楽しみ!すでに持っているよ~って方は、買ってよかった~な品質保証として、うぉ~記事読んで気になるわ~!って方は、店頭で爆売れ! 在庫僅少とのことですから、とにかく急いでポチッ! 後悔のないように~。

100字で語る
“サリーさんの綿”とは

「FoxFibreのコットンは、アメリカの生物学者サリー・フォックスが開発した自然色の綿。茶色や緑色の色合いを持ち、化学染料を使用しないエコフレンドリーな素材だ。洗濯するたびに色が鮮やかになる特性を持っている。」

とにかく細部までこだわるのが
HYSなのだ

素材はもちろん、胸に配置されたワッペンの作りがとにかく精緻。手の込んだ細かな運針(ステッチの間隔)や、小さいながら美しく刺繍で再現されたヒスガールなど、HYSの魅力はこのようなハイクオリティな刺繍ワッペンにもアリ。

見た目しっかり、
着心地楽チン♪

写真のように、40番手という細い糸を使用しているからラフすぎず上品な表情。着心地はしっかりパイル地だが、オンタイムでもOKなキレイ目にこなせるのもイイ。着ればパジャマにしたくなるくらいストレスフリー。

木製ボタンで
さらに本格感が増す

サリーさんのコットンがもたらす、ナチュラルな風合いにピッタリすぎるウッドボタンもイイ! しかもブランド名が円状に彫られているというこだわりっぷり! まさにこれぞ細部まで抜かりなし! HYSの真骨頂だ。

ミツキのどう着こなすの?解説

ボトムスはキレイめ
お出かけにも◎な大人顔

写真のように、キレイめスラックスに合わせてみよう。着心地はとにかく楽チンなのに、どうです?ベーシックな鹿の子ポロと遜色ないしっかりした印象でしょ。足元はサンダルで脱力感ってのがカジュアルダウンのテク。

ブラウン系だから
どんなトップスにも相性抜群

週末は迷いなくポロシャツとセットアップで着用~♪ってのもいいですが、ショーツ単体でも着回し力バツグン! 写真のようにレッド系はじめ、ネイビー、ブラック、ブラウンとどんな色でも好相性。着心地にはヤミツキ。

ITEM INFORMATION

SUPER HYS ワッペンシャツ&ショーツ

2万9700円(シャツ)2万6400円(ショーツ)(税込)

Begin クリエイティブディレクター
ミツキ

1977年生まれ。ワールドフォトプレス『monoMagazine』編集部を経て2006年に世界文化社(現・世界文化ホールディングス)入社。以来『Begin』一筋で主にファッションを担当。2017年~2021年まで同誌編集長を務める。現在はメディアをまたいで新規事業開発に注力。“中坊マインド” を座右の銘に、既存の出版ビジネスを超えた制作チーム「ファンベースラボ」を率いるディレクターとして奮闘中。