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INTERVIEW

Allan Potter interview

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HYSTERIC GLAMOUR渋谷店で開催中の写真展『Through My Eyes』。撮影したのは新進気鋭のフォトグラファー、アラン・ポッターだ。この注目すべきアーティストは何者なのか。写真を始めた経緯やその核となるスケートボードカルチャーからの影響、活動拠点のロサンゼルスや出身地のニューヨークへの想い、またHYSTERIC GLAMOURとのコラボレーション展に至るまでのあれこれを探るべく12の質問をぶつけてみた。写真展は7月6日まで。彼の瑞々しい視点で紡いだフォトストーリーを見逃さないで!

Q1
写真撮影を始めた理由を教えてください。

ニューヨークで写真に熱中する友人たちと育ち、彼らがいつも私を撮影した写真が大好きだったので ロサンゼルスに移住した際に、挑戦してみることにしました。まずは友人たちが使っていたのと同じカメラを手に入れました。それで何ができるかを知っていたからです。自分の周りで起こっている様々なCOOLな瞬間を全て写真に収めたらかっこいいと思いました。

Q2
あなたの写真は、物事を「そのまま」捉える独自の魅力があります。 撮影時に最も大切にしていることは何ですか?

シャッターを押すときは、ほとんどの場合はその瞬間をありのままに捉えるようにしています。全てを写真に収める必要はないし、撮らなくていいと思っています。過剰にポーズを決めたり、考えすぎたりしないようにもしています。写真を撮影する前に被写体と会話しその人を知ることで、私のことを信頼してほしいと思っています。

Q3
「ストーリーテリング」という概念は、あなたの作品で繰り返し登場するテーマのように感じます。写真を通じてストーリーを伝えることは、あなたにとってどのような意味を持ちますか?

それは私にとって世界一大切なことです。私が撮影した写真がそのようなエネルギーを宿していることに心から感謝しています。

Q4
これまで撮影した中で、最も印象的な人物や瞬間は?

本当に難しい質問です。全ての写真を気に入っていますし、それほど多くの瞬間を捉えることができ、友人や出会った人々との繋がりを持てたことは本当に意味のあることです。

Q5
あなたの作品は、スケートボード、音楽、ファッションなど、多くの異なる文化と交わっています。これらの要素は、あなたの個人的な表現においてどのように結びついているのでしょうか?

私は全てのものに役割を感じ、身の回りの全てのものからインスピレーションを受けます。そしてその事象が、一方向もしくは双方向で繋がっているのです。特にカルチャーに関してはそれを感じます。

Q6
中でもスケートボードカルチャー、またキース・ハフナゲル(※)との出会いや影響は偉大だったようですね。

キースとはインスタグラムを通じて出会いました。彼は私がスケートボードを始めた時にシューズを送ってくれました。それが切っ掛けで私と友人たちをロサンゼルスでのスケートトリップに誘ってくれました。そこで彼と直接会い、一緒にスケボーをして楽しい時間を過ごしました。彼は、私が大人になる中で自分の才能を別の場所で広げる機会を与えてくれた唯一の人物です。若かった私に彼が与えた影響は、永遠に私の一部として残るでしょう。彼はただ僕たちに“今この瞬間を生きてほしい、あまり色々なことを心配せず、スケートを楽しんでほしい”と願っていました。永遠に続くものはないから、今あるものを精一杯活かし、今の瞬間を大切にするしかないと。どんなに状況が悪く見えても、自分自身と愛する人たちに誠実でいれば必ず良くなる。そしてスケートボード業界の多くの人々に未来の青写真を与えてくれました。彼は僕たちの中に自身では気づいていない何かを見抜いていたからこそ、チャンスを与えてくれたんです。
また、スケートボードは私に多くのことを見せてくれました。トリックを成功させて満足感を得るまで決してあきらめないこと、どんな状況でも本当に何かを望んで粘り強ければ、それは必ず実現する。仲間同士がそれぞれに違う境遇やバックグラウンドを持っているのに共感し合えるのは、みんながスケートボードへの愛があるから。だから仲良く、自分らしくいられるということも教えてくれた。そしてお互いを批判しないこと。自分がされたいと思うように誰にでも親切に接することも大切なことだと思っています。

Q7
ニューヨークとロサンゼルスはあなたにとって特別な場所のようですね。あなたの創造性にどのような影響を与えましたか?

ニューヨークはカルチャーの故郷であり活気あふれる街、どこへ行ってもインスピレーションに満ちた眠らない街です。他では得られない独特の雰囲気があり、それは実際にその場に行かなければ分からないものです。他人とメッセージを交換したり計画を立てたりする必要がなく、デリに行くだけで友達と夜中まで一日中楽しめる。次に何をするか分からなくても流れに任せて過ごすことができます。
ロサンゼルスは、私が幼少期から好きだったスケートボードやそのカルチャーの中にいる人たち、ミュージシャン、モデル、俳優などが身近にいた「夢」のような場所でした。スケートボードには大きな影響を受けましたが、スケートボーダーとしてではなく、何か新しい存在として認識もらいたいという欲求があり、結果的に写真を撮ることに繋がっていきました。 また、ニューヨークよりもはりかにのんびりとした雰囲気で、一年中快適な気候、多くの良い友達、そして常に楽しいことが見つかります。

Q8
この写真展はHYSTERIC GLAMOURとのコラボレーションで開催されています。ノブ(HYSTERIC GLAMOURのデザイナー)との出会いは?

友人のママルリが池尻大橋にあるカフェ『The Breakfast Club Tokyo』でノブを紹介してくれました。初めて会った時は緊張しました。私はHYSTERIC GLAMOURを愛して育ったので、彼と会うのは信じられないことでした。会話が始まると、彼がどれだけ知識豊富で、自分の仕事に誠実であるかが分かりました。そして様々なカルチャーに対して強い愛を持っている人だと気づき、驚かされました。

Q9
東京のストリートシーンとも強い繋がりがあるように見えます。レセプションパーティーでDJをしたJun Inagawaとececとは仲が良さそうですね。

Jun Inagawaと私はソーシャルメディアで長い間相互フォローしていました。そして彼がececとLAへ旅行に来た時に私たちは非常に仲良くなりました。私の友人のスケーターやミュージシャンたちも彼らに紹介し、それ以来、お互いに絆を深めてきました。

Q10
ファッションと写真の関係についてはどう思われますか?

ファッション写真の大ファンですがまだ深く理解するに至っていません。私の最大の写真へのインスピレーションはイタリア人のファッションフォトグラファー、ダヴィデ・ソレンティです。彼の作品は素晴らしいです。

Q11
これから挑戦したいコラボレーションはありますか?

うまく言えませんが、より大きなブランドとのファッション写真に挑みたいと考えています。でも商業的なものではなく舞台裏をもっと見てみたいから、その瞬間とかね。

Q12
最後に、この展覧会を訪れるファンやブランドのファンへのメッセージはありますか?

皆さん、本当にありがとう。とても感謝をしています!  人生で何かを追求するなら、愛する物事、自分自身、そして周囲の人々に誠実であり続けてください。

"Through My Eyes" は7月6日(日)まで
HYSTERIC GLAMOUR 渋谷店にてご購入可能です。
¥26,400 (税込)

WEBでの購入はこちらからお買い求めくださいませ。

Allan Potter (アラン・ポッター)

NY出身。Keith Hufnagel(キース・ハフナゲル)指導のもと、スケートボードを通じてロサンゼルスへと渡り住む。そこで出会った人々や環境に刺激を受けてカメラを持ち写真を撮り始める。彼の写真に対する情熱や被写体をありのままに捉える作品は、スケートボードやストーリーテリングの領域を超え、ファッションブランドやアーティストとのコラボレーションなど多岐に波及している。