NATIVE PATTERN for men
常に安定した人気を誇るネイティブ柄も、この冬はトレンドの最右翼に
メンズファッションにおける不動の人気モチーフであるネイティブ柄も、特に今季はインディアンジュエリーの大ブームに後押しされ、盛り上がりが顕著だ。HYSTERIC GLAMOURでも、その色柄や素材感をイメージしながら、さり気なくブランドイニシャルやHYSTERIC GIRLを組み合わせたオリジナルパターンをプッシュ。なかでもチマヨラグのプリミティブな風合いを目指し、1950年代のヴィンテージ織機を駆使したテキスタイルは、他では絶対に実現できないものと自負。製造から半世紀以上が経過している旧式の機械とあって現存する数が極めて少なく、日々のメンテナンスは必須。また気温や湿度、糸の特性に応じて微妙なチューニングを行い、稼働中も幾度となく手間を要するうえ、1日に10mほどしか織ることができず著しく生産性に劣るが、
キャリア50年以上という熟練の職人が昔ながらの家内制手工業で丹精込めて織り上げたそれは、本場・チマヨ村の手織りラグに肉薄する仕上がりとなっている。これをボディに用い、バッファローレザーの袖と切り替えたピーコートスタイルのショートジャケットをはじめ、定番のN-3Bの袖に取り入れ、ネイティブ&ミリタリーというトレンドを掛け合わせたユニークなアウター、はたまたクラシカルなカントリーコートをアレンジしたノーフォークジャケットは、この生地を全面使いした自信作である。一方、しっかりとした厚みと驚くほどの軽さを両立させた特別なジャカードニットで、ブランケット風のデザインを表現したブルゾンも見逃せない存在だ。